第４回アメリカ横断ウルトラクイズ

【第４回】
【特徴】	唯一女性のチャンピオンが誕生した回です。実力者が次々と敗者となってしまう波乱の回。
【チェックポイント数】	１１
【訪れた国】	グァムアメリカ（【ハワイ州】　【カルフォルニア州】　【ユタ州】　【モンタナ州】　【コロラド州】　【ニューメキシコ州】　【ルイジアナ州】　【ニューヨーク州】）プエルトリコ
【総合司会】	高島忠雄石川牧子
コンピューター室	徳光和夫

【第１次予選】後楽園球場
【ナレーション】応募総数１４，６３２人後楽園球場第１次予選になんと２７０７名が集結。たった１００人しか通れないのにあわよくばタダで海外旅行というきわめて常識的愉快な人たち。さて問題が正しいと思えば内野に前進、間違っていると思えばそのまま動かない。まずはオープニングクイズ	【クイズ形式】 ○×クイズ参加者に○×のフリップを持ってもらい、１００名が残るまで○×クイズを出題される。ちなみに第１問はくす玉割りクイズと称され、正解が入っているくす玉を割って正解発表するというものが行われた。この際なぜか、ボールを留さんにぶつけていた人もいたみたいだ。
	【通過人数】　２，７０７ → １００名
	【罰ゲーム】特になし。
	【印象に残っている１問】ニューヨークの自由の女神像は石でできている。正解はこちらここをドラックしてね。→　　×
	【備考＆敗者復活戦】この回から優勝旗返還というイベントが開催された。この回では昨年のチャンピオン宗田利八郎さんが優勝旗を返還し、また、選手宣誓をしていた。宗田さんとともに、第２回のチャンピオン北川さんも参加しておりましたが、ちなみに宗田さんは第１問で敗退、北川さんは無事通過と、明暗くっきり分かれましたね。

【第２次予選】成田空港
【ナレーション】この飛行機に乗って、アメリカへ行きたい。行けないかなぁ、いや行くんだ。揺れる心を我が家に残し、３週間の荷物をもってやってきました成田空港。	【予選方法】ジャンケン１対１のジャンケンで先に３回勝った者の勝ち。成田空港に一番近いエアポートハウスのブルースカイの間で行われた。
	【通過人数】　１００ → ５０名
	【罰ゲーム】特になし。
	【印象に残っている１問】特になし
	【備考＆敗者復活戦】今回はくじ引き（回転式抽選機）で予選方法を決めていました。今回の選択肢は、緑色：クイズ・黄色：アミダくじ・赤色：ジャンケンの３つだった。またしてもじゃんけんとなったのはいうまでもありませんが・・・敗者復活戦：スケルトンの回転式抽選機を使い一名だけ復活。

【第１ＣＰ】成田→グアム
【ナレーション】天下分け目のグーチョキパー。せっかくつかんだ幸せも、味わったのは３０分。サイパン経由グァム行きコンチネンタル６７４。去るも地獄、残るも地獄の第１チェックポイントは、４００問ペーパークイズ。１問につき４．８秒しか時間はありません。５１名の中から４０名。さあ、グァムの土を踏めるのは誰かな？	【クイズ形式】４００問ペーパークイズ３択式の４００問ペーパークイズ。一問４．８秒で解かないと全問に解くことができなくなる。最低点の方はサイパンで途中下車。
	【通過人数】　５１名 → ４０名
	【罰ゲーム】特になし。
	【印象に残っている１問】王選手の一本足打法を中国語でどう書く？ ①片足的打撃術 ②稲草人打撃術 ③王式一本打撃術正解はこちら、ここをドラック → 　②稲草人打撃術
	【備考＆敗者復活戦】もともと座席が満席だったため成田での復活者はトイレでペーパークイズを行った。しかしグアムまでトイレに座らせるのもかわいそうということで、サイパンで最低点の方を途中下車させ、グァムに向かった。ちなみにその方の、荷物は後で自宅に送られたらしい。

【第２ＣＰ】グアム
【ナレーション】勝てば楽しいグァム島観光旅行。恋人美咲にジャングル巡り。成田空港ジャンケンポン。難行苦行の４００問ペーパークイズを勝ち抜いて心晴れ晴れ。タダで海外旅行の夢を果たした４０名。ご機嫌でやってきましたのは、グァムコンチネンタルホテル。・・・一方こちらビーチでは、悪魔の秘密工作が着々と進んでいるのであります。不幸はいつも微笑みながら密かにやってくるもの。グァム島名物きめの細かい赤土を、じっくりと練り上げました泥んこの落とし穴。今秘密のベールを脱いだ、第２チェックポイントは名付けてグァム島○×泥んこクイズ。	【クイズ形式】グァム島○×泥んこクイズ今ではおなじみの泥んこクイズ。好きな問題を選び、数ｍ離れた、 ○×と書かれたウレタンの障子を突き破る正解の場合はそのままウレタンのマットでお出迎え。間違った方へ走った場合は泥の海にドボンと飛び込むこととなる。
	【通過人数】　４０名 → ２０名
	【罰ゲーム】泥んこの海にドボンとはまる。
	【印象に残っている１問】ドラえもんの妹の名前は、どら子ちゃんである。正解はこちらここをドラック → 　×
	【備考＆敗者復活戦】今ではおなじみ泥んこクイズ。第４回のここグァムで誕生した。当時は正解のほうにウレタンのマットというよりは、布のようなものを何人かのスタッフが持っていて挑戦者を出迎えるというものだった。

【第３ＣＰ】ハワイ
【ナレーション】憧れのハワイ、我心のハワイ、８０年代もやっぱり常夏の島だったハワイ。第３チェックポイントまたまた恐怖のドボンクイズ。サメちゃんも、元気に敗者を待っているのだ。ドボンドボンと海の藻屑に消えるのは誰か？	【クイズ形式】新ダイビングクイズ今でいう対決ドボンクイズ。一対一の対決。敗者はそのまま海に落とされる。誤答お手つきは－ポイント。２ポイント先取。－２ポイント失格。
	【通過人数】　２０名 → １０名
	【罰ゲーム】敗者全員で船を漕いで帰国する。
	【印象に残っている１問】ドラえもんは猫、スヌーピーは犬、ではモンチッチは？正解はこちらここをドラック　→　猿
	【備考＆敗者復活戦】今年も勝者１０名によって留さんが、海に落っことされた。この、ミニイベントも恒例と成ってしまうのでしょうか？（まあ、今ではあまりこういうことは考えられませんが・・・）
【第３チェックポイント通過者】猪塚　秀人　　上田　由美　　江成　達則　　沢田　寛人　　　田中　哲郎田中　洋子　　中谷　正則　　永田　勝　　　中村　美智代　　松沢　典子

【第４ＣＰ】サンフランシスコ
【ナレーション】いよいよ本土上陸。サンフランシスコは恒例のゲストクイズ。ゴールデンゲートブリッジが目の前に見える３９埠頭で今年はどんなゲストが待っているか。	【クイズ形式】ゲストクイズ２組に別れてのゲストクイズ。解答方法は３択。クイズは数問出題されて、最も正解数の少ない１名が敗者になる。各組の敗者同士で敗者復活戦を行い、そこで負けた１名が本当の敗者となる。
	【通過人数】　１０名 → ９名
	【罰ゲーム】アルカトラズ島の監獄で一日過ごす。
	【印象に残っている１問】ミッキー・バーネットさんを迎えての問題２７ｍのはしごを昇り、そこから下のプールを見下ろすと彼にはどのくらいの大きさに、見えるでしょうか？ ①タバコ（マルボロ）の箱のサイズ。 ②プレイボーイの雑誌のサイズ。 ③新聞の１面のサイズ。正解はこちらここをドラック → 　①タバコ（マルボロ）の箱のサイズ。
	【備考＆敗者復活戦】ここでの敗者復活戦は、アルカトラズ島へ向かう船で、ゲストを迎えての３択クイズ。復活者は勿論１名。敗者には、非常に過酷な罰ゲームが与えられた。
【第４チェックポイント通過者】上田　由美　　江成　達則　　沢田　寛人　　田中　哲郎田中　洋子　　中谷　正則　　永田　勝　　　中村　美智代　　松沢　典子

【第５ＣＰ】　ソルトレイクシティー
【ナレーション】モルモン教の聖なる土地ソルトレーク。ウルトラクイズのＵの頭文字を見よ。山も湖も純白のベールをかぶって挑戦者を迎えてくれた。・・・ネバダ砂漠をひとっ飛びして、やってまいりましたのはソルトレイクでございます。今おりますところを見てください。これ、真っ白です。雪ではありません。全部これが塩でできております。ソルトレイク、潮の湖であります。ご覧ください。樹氷ならぬ塩の花がちゃんと咲くんですね。ここには。第５チェックポイントはこのソルトレイクで行われることになります。	【クイズ形式】新バラマキクイズご存知バラマキクイズ。何が新しくなったかというと、クイズをばら撒くエリアが２箇所になった。ひとつは３０ｍの地点で正解率５０％の問題（易しい問題）が入っている。もうひとつは１００ｍの地点で正解率９０％の問題（難しい問題）が入っている。どちらを選択するかは、挑戦者の自由。２ポイント先取。
	【通過人数】　９名 → ８名
	【罰ゲーム】アクロバット飛行好きのパイロットの助手席に座り、アクロバット飛行を体験する。
	【印象に残っている１問】江戸いろはカルタの『い』は犬も歩けば棒にあたる。では『ろ』は？正解はこちらここをドラック → 　論より証拠
	【備考＆敗者復活戦】ここでの敗者は田中哲郎さん。しかし田中さんを含め、最後から２番目までに抜けたこの３名は、ハズレを３回～４回引いていました。なんと運が無いのか。というより、ハズレの確立が結構高かったのかと思う今日この頃であった。
【第５チェックポイント通過者】上田　由美　　江成　達則　　沢田　寛人　　　田中　洋子中谷　正則　　永田　勝　　　中村　美智代　　松沢　典子

【第６ＣＰ】　イエローストーン
【ナレーション】遂にやって来ました森と湖の大自然。世界で最初に生まれた国立公園イエローストーン。・・・思いっきり深呼吸しますとね、きれいな空気が、指先までピリリと来る感じがいたしますね。大きな空に突き抜けるように針葉樹がいっぱい立っています。その中を川が流れています。それから、噴煙があがっているのが見えるでしょう。皆さん。つまりここは温泉地なんです。インディアン。それから、狩猟する人たちが１００年前に発見したんですが、残念ながら１００年後の今もも温泉卵を売っていませんし、旅館もありませんし、ホテルも無いんですね。そのままの状態で自然が保存されているんです。アメリカの皆さんというのは、自然の中に、ちょっとほんのちょっとだけお邪魔しているという気がいたします。	【クイズ形式】輝け。熱湯早押しクイズ。早押しクイズ一問正解１ポイント。ただし、お湯（間欠泉）が２０ｍ以上になったところからラッキーチャンスと称し、１問正解２ポイントとなる。ラッキーチャンスはお湯がしぼむまでの間（何秒続くかはわからない）続く。誤答お手つきは、－ポイント。３ポイント先取。
	【通過人数】　８名 → ７名
	【罰ゲーム】熊のぬいぐるみを着た人と自転車に乗って（ケイタリング）帰国する。
	【印象に残っている１問】順子を歌っているのは長淵剛では、幸子を歌っているのは誰？正解はこちらここをドラック → 　ばんばひろふみ
	【備考＆敗者復活戦】ここでの早押しクイズでは、早押しハットの変わりに噴煙（私はそう思ったが・・・）が使われていた。ここイエローストーンらしい趣向でしたね。しかし、まさか今回の優勝候補永田さんがここで落ちるとは・・・落ちた本人は悔し泣きしておりましたが、やはり相当悔しかったんでしょう。ちなみに、留さんも永田さんにはニューヨークに行ってほしかったみたいです。私には皆で涙ぐむシーンがちょっと感動でした。
【第６チェックポイント通過者】上田　由美　　江成　達則　　沢田　寛人田中　洋子　　中谷　正則　　中村　美智代　　松沢　典子

【第７ＣＰ】　コロラドスプリングス
【ナレーション】ロッキー山脈のふもとコロラドスプリングス。ウルトラクイズ４年の歴史の中でこんな素晴らしい格好でオープニングをさせていただくとは光栄に思っております。やって来ましたウインタースポーツのメッカでございます。コロラドスプリングス。このスケートリンクはあのワールドアリーナというところでありまして、まず聞いてみたいんですが、この氷の上でアメリカの華と言われました『ペギーフレミング』『ジャネット・リン』、日本のエース『絵美ちゃん』なんかも練習したわけですか？（とロボットに聞く留めさん）（ロボット：『そうです。ここはスケートの甲子園です。』）うまいこといいますね。	【クイズ形式】裸足の駆け氷クイズ早押しクイズ。誤答お手つきは３０ｍ後ろのロボットのいるところまで裸足で行って、一言いって帰ってくる。（当然リンクの上を裸足で走るので足はかなり冷たい。）問題に全員が答えられない場合は全員でロボットのところまで行ってくる。３ポイント先取。
	【通過人数】　７名 → ６名
	【罰ゲーム】大型冷凍車に乗って帰る。ちなみに、車内の気温は、零下６．５℃（華氏２０℃）
	【印象に残っている１問】裸足で４２．１９５ｋｍを走りぬいた裸足の王者といわれたマラソン選手は？正解はこちらここをドラック → アベベ
	【備考＆敗者復活戦】今回残っている女性人は本当に強かった。なんとここではトップ抜けから４番抜け間で全て女性。残る２席を男性３名で争うこととなったのだ。まさかこれから先、男性人が次々と負けることになるとは、誰も知らなかったのである。
【第７チェックポイント通過者】上田　由美　　江成　達則　　　田中　洋子中谷　正則　　中村　美智代　　松沢　典子

【第８ＣＰ】　アルバカーキ
【ナレーション】第８チェックポイントはニューメキシコ州アルバカーキ。『アパッチ』『ナバホ』『ズーニ』勇敢なインディアン達が活躍した聖なる大地。嬉しいじゃないか。インディアンは、そっくりなのだわれわれに。人目合ったその日からもうすでに心の友。まずは、『イーグルダンス』ワシの舞から。・・・私のいるところニューメキシコでございます。アルバカーキ。これは１７０６年にスペイン人がこの街を作りました、その郊外にあります。ラグーナインディアンの居住地。ここで第８チェックポイントを行いたいと思います。第８チェックポイントまで来るとかれこれ賞品のことも気になると思うんですが・・・	【クイズ形式】インディアン嘘つかない早駆けクイズ挑戦者は、インディアンと一緒に馬に乗って、問題が解るとインディアンの背中をポンと叩く。馬が走り出し、６人の騎兵隊を引っ叩く。一番速く引っ叩いた方の早押しハットが立ち上がり、解答権が与えられる。誤答お手つきは－ポイント。２ポイント先取。
	【通過人数】　６名 → ５名
	【罰ゲーム】ラグーナインディアンの伝統的なのろいの儀式を受ける。
	【印象に残っている１問】中華料理のおなじみのキノコで木の耳と書くものは何？正解はこちらここをドラック → 　キクラゲ
	【備考＆敗者復活戦】優勝賞品発表：『飛行機一機』またしてもここで敗者になったのは男性でしたね。今回は本当に女性が強いというか、勢いが勝っている。ここでの勝者（女性人のみ）がバンザイ三唱の変わりに『エイエイオー』と勝ちどきを上げていたのも、その表れなのでしょうか。
【第８チェックポイント通過者】上田　由美　　江成　達則田中　洋子　　中村　美智代　　松沢　典子

【第９ＣＰ】　ニューオリンズ
【ナレーション】第９チェックポイントはジャズなくしては夜も日も明けぬニューオリンズ。悠久の流れ『ミシシッピー』、『フレンチクォーター』そして、８万人も入る世界最大の屋根つきドーム『スーパードーム』。	【クイズ形式】フットボールタッチダウンクイズ早押しクイズ。水風船を抱えて４０ヤード（３６ｍ）走り先にタッチダウンすると解答権が与えられる。誤答お手つきは－ポイント。３ポイント先取。
	【通過人数】　５名 → ４名
	【罰ゲーム】車に乗って帰国。ただし、敗者が車に乗った後に会場にいたアメリカ人達が次々と車に乗って敗者が鮨詰めにされる。
	【印象に残っている１問】野球の試合開始はプレイボール。ではフットボールの試合開始は何？正解はこちらここをドラック → 　キックオフ
	【備考＆敗者復活戦】私はアメフトは全くわからない人（ラグビーとの違いもほとんどわかっていない）なのでこの形式のクイズはちょっとぴんとこないところもあったんですが、それでも軟体動物のごとく動く水風船を抱えて４０ヤード駆け抜ける挑戦者の様子を見ていて楽しかったです。
【第９チェックポイント通過者】上田　由美　　　田中　洋子中村　美智代　　松沢　典子

【第１０ＣＰ】　プエルトリコ
【ナレーション】遂に来ました地球の楽園バハマ諸島カリブ海に浮かぶプエルトリコはオールドサンタン。準決勝は、海賊『キャプテン・ドレーク』と戦った古きスペインの『エル・モロ要塞』女性４人の熾烈な戦い。決勝進出通過クイズ。・・・見てください。この太平洋のひろがり『ドォー』とこうカリブ海です。プエルトリコのこのサーファンというところの一番先にあります『エル・モロの城砦』というところに来ております。ここでいよいよ第４回アメリカ横断ウルトラクイズの準決勝が行われるわけでありますが、さて、ご存知の通りグァムから一度も女性が落っこちておりません。そのまま４名残っております。この皆さんによって準決勝が争われます女の戦い。この中で残念ながら、ニューヨークにいけるのはたったの２人です。	【クイズ形式】早押し通過クイズ早押しクイズ。３ポイント取ると留さんの前に行き通過クイズが出題される。見事正解すると夢であったニューヨークに行くことができる。ただし、誤答または答えられない場合は、０ポイントに逆戻りとなる。
	【通過人数】　４名 → ２名
	【罰ゲーム】妊婦と赤ちゃんのコスプレしてそのまま帰国。ちなみに、着替え中の会話も全部聴かれている。
	【印象に残っている１問】ジョージア州アトランタ生まれの作家初め医者になろうとしたが１０年の歳月をかけた代表作によって出版界の記録を塗り替えるベストセラー作家となり、女性の目を通して南北戦争を唱えたこの人はいったい誰か？正解はこちらここをドラック → 　マーガレット・ミッチェル
	【備考＆敗者復活戦】このウルトラクイズでは唯一といえる女性だけの準決勝。この回からちょっと形式は違いますが、通せんぼクイズの原型のクイズが通過クイズが行われました。今ではおなじみの通せんぼクイズはこの早押し通過クイズに通せんぼが追加されたものである。
【第１０チェックポイント通過者】上田　由美　　松沢　典子

【決勝】ニューヨーク
【ナレーション】今日のニューヨークは秋の冷たい雨に濡れております。ハドソン川とイーストリバーに挟まれました摩天楼が灰色の空をバックにしまして力強くたっています。私達は４度ニューヨークにやってきたのであります。あのビルの裏側にあります、あの汚れた鉄錆の長い階段。始めてみたとき、とても驚いた私達もちょっとした懐かしさと親しみさえ感じるのであります。苦しい長い旅の終着駅に相応しい、雨のニューヨークであります。自由の女神が見えてまいりました。自由の女神は石でできている。答えは『×』でありました。銅でできているのであります。ご覧の通り、緑色の緑青が噴出しているのがお分かりでしょうか？昨年のキングオブクイズの宗田さんはこの一問で姿を消してしまいました。一昨年のチャンピオンの北川君も、グァムの泥んこクイズで本国に強制送還されました。今年は例年に無く過酷なクイズとなっております。今この試練に勝ち残りまして、決勝の行われます。パンナムビル屋上に向かっておりますのは、過去クイズ番組出場経験なしの、うら若き乙女２人であります。栄光のクイズ王達を次々破り、女性の文化史に新たなる１ページを記そうとしている２人は・・・　　　　　　　　＜中略＞今パンナムビルが視界に入ってまいりました。さぁ、いよいよ女の意地をかけました、第４回アメリカ横断ウルトラクイズの決勝戦。どちらが勝っても、『クィーン・オブ・クイズ』普通の女の子が一段と美しく、光り輝く一瞬が、刻一刻と近づいてきました。	【クイズ形式】早押しクイズ文字通り純正の早押しクイズ誤答お手つきは－ポイント。１０ポイント先取。
	【通過人数】　２名 → １名
	【罰ゲーム】特になし。
	【印象に残っている１問】勝負を決する天王山とは豊臣秀吉と誰が戦った山？正解はこちらここをドラック → 　明智光秀
	【備考＆敗者復活戦】第４回アメリカ横断ウルトラクイズの、チャンピオンは上田由美さんでした。しかし第２次予選の成田空港で、対戦相手の方からもらった必勝鉢巻が、こんなに威力を発揮するとは、正直驚きです。勿論彼女にそれだけの実力があったのは、言うまでもありませんが・・・。しかしなぜ自分のしてきた必勝鉢巻をこれから対戦する彼女にプレゼントしたんでしょうか？負けてからプレゼントするならわかる気がするんですが、ちょっと不思議ですね。
【優勝者】上田　由美

【賞品地】ロサンゼルス
【ナレーション】全く人を信じられなくなった上田さん。このクイッキーが本当に飛ぶとはまだ若干信じていないようです。うまく作れば飛ぶのです。・・・部品山に、一度は少なからず落胆した上田さん。しかし華麗に飛ぶクイッキーを見て、心も上昇気流に乗ったようです。最後までガッツで駆け抜けた鉢巻娘。ニューヨークの夜ひそかに私に『明日は勝ちます。』と言った上田さん。彼女は高校時代、フェンシングで日本一になった経歴がありました。しかし日本一という言葉が、彼女にとって重かったようです。その重さに負けまいとした彼女の人生。軽い気持ちで応募したこのウルトラクイズ。でクイズの女王となった今、彼女の心の中では、ほんの少し日本一も軽くなったようです。甘えん坊で、きかん坊。そして、スポーツマンスピリッツあふれる第４回クイズの女王。来年のウルトラクイズには、是非あの鉢巻、あの飛行機『スピリッツ・オブ・イチカワ』に乗って、後楽園球場の上空を飛んでほしいものです。第４回アメリカ横断ウルトラクイズ。いかがでしたか？テレビに出ることはこんなにも楽しいことなのです。来年のウルトラクイズでまたさわやかにお会いいたしましょう。	【優勝賞品】飛行機（組み立て式）一機
	【備考】優勝賞品『飛行機（組み立て式）一機』を手に入れた上田さん。後日、出版されたクイズ王のエピソード等を綴った本によると、その後、結局自分では組み立てられず、是非組み立てたいと申し出た知人に、その飛行機を譲ったそうです。しかし、彼女は飛行機という賞品の代わりに、このウルトラクイズをきっかけにスチュワーデスになれたそうです。確かに飛行機は手元には無いでしょうが、違った意味で、賞品を手に入れたのでしょうね。

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